【コラム】債務整理依頼後の口座引き落としに要注意
2015.10.15
解決策
専門家に債務整理を依頼した場合のメリットとして、いったんすべての債権者への返済がストップするというものがあります。このストップがきっかけとなって、借金問題に悩まされることのない生活への第一歩を手にすることが可能となるのですが、ここで必ず注意しなければならない点があります。それが、銀行口座の取り扱いについてです。上記のように、原則として専門家が貸金業者との間に介入すれば、すべての返済がストップすることにはなるのですが、専門家が出す通知のタイミングと口座引き落としをストップさせる処理が噛み合わないことがあるのです。
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■ 引き落とし対象の口座は中見を0円に
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専門家が貸金業者に対して出す通知が口座引き落としのストップ処理に間に合わなかった場合、そのまま口座から引き落とされてしまうことになります。よって、専門家に債務整理を依頼した後は、必ず引き落とし対象となっている口座の中身はすべて0円にしておきましょう。
なお、たとえ引き落としがされてしまったとしても、専門家の介入通知日より後の引き落としであれば、原則、返金されることになっています。しかし、返金処理には数ヵ月かかってしまうことがあり、引き落とされた金額はすぐに手元に戻ってくるわけではありません。
債務整理の依頼直後というのは、非常に資金繰りが苦しい時期であると言えるため、引き落としがされないように細心の注意を払っておくに越したことはありません。
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■ 銀行からの借入がある場合の口座凍結にも注意
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一般的な消費者金融だけでなく、銀行からの借入がある場合、その口座の凍結には必ず注意してください。というのも、銀行というのは、専門家からの通知が届いた段階で、自身の銀行で利用されている債務者名義の口座をすべて凍結し、残高を債務額と相殺させてしまうのです。
口座凍結によって、現金の引き出しが出来なくなってしまうだけでなく、その後、口座凍結が解除されたとしても残高が0円になってしまいますので、こちらの場合も口座の中身はすべて0円にしておきましょう。口座凍結後の相殺については、引き落としとは違って返金されることはありませんので、引き落とし以上に注意を払っておくべきと言えます。
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■ 専門家への依頼時に説明されるのが普通
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ちなみにですが、上記のことはすべて専門家に依頼した際に説明されるのが普通となっています。しかし、稀に債務整理に不慣れな専門家である場合、上記の説明を失念してしまう可能性は十分にあり得るため、必ず自らも気を張っておくようにしてください。
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